Googleカレンダーで悩まされていた問題が解決

ずっとGoogleカレンダーの謎の現象に悩まされていましたが、rakumoサポートさん(Google Apps for Workの代理店)の協力で解決したのでメモがてら書いておきます。

困っていたのは、弊社のメールなどで利用しているGoogle Apps for Business(今はGoogle Apps for Workに改名)で、社員(同僚)とカレンダーを共有しようとすると、自分の「マイカレンダー」に登録されてしまうというもの。

それ自体は「自分が『特権管理者』の場合は全てのユーザーが『マイカレンダー』に登録される」という「仕様」だそうです。

不思議だったのは、一部の社員は「他のカレンダー」に追加されているので、何故この差異が発生するのかがずっと謎でしたが、rakumoさん経由でGoogleに問い合わせてもらったところ下記の回答が得られました。

以下 2 通りの場合、特権管理者アカウントであっても、
「他のカレンダー」に表示される仕様でございます。

[ 例 1 ]
特権管理者権限を付与していないアカウント ( ユーザー A )にて、同僚のカレンダー(ユーザー B のカレンダー)を追加

ユーザー A アカウント上では、ユーザー B のカレンダーは「他のカレンダー」に表示される

ユーザー A アカウントに特権管理者権限を付与

ユーザーA のアカウント上では、ユーザー B のカレンダーは、「他のカレンダー」に表示された状態を維持

[ 例 2 ]
特権管理者権限を付与してから、24 時間が経っていないアカウントにて
カレンダーを追加された場合でも、「他のカレンダー」に表示される可能性がございます。
(管理コンソールでの反映が十分でないため)

例2の回答でやっと原因が分かりました。
Google Appsにアカウントを自分で新規開設すると、同時に特権管理者となります。その場でスタッフの登録を行うと、24時間を経過していないので「他のカレンダー」に登録されたという訳です。
これって普通によくありそうなケースですよね?

解決策としては、一旦、別の管理者用アカウントを作成し、そちらに特権管理者を移します。
自分を一般ユーザーにして24時間待ちます。(ここ大事)
そして、同僚を登録するとめでたく「他のカレンダー」に登録されます。

解決に時間が掛かったのは単に問い合わせていなかったから、ということになりますが、Googleさんて窓口が公開されてませんよね?グローバルなネット企業って問い合わせられないという先入観があるので窓口を探さなかったのですが、「そういえばrakumoさんが代理店だった」ということに気づき、サポートの方に問い合わせた次第です。
こういうとき代理店制度って助かりますね。

それにしても、この仕様。SaaSならではのものですが、分かりにくいですよね。
今やGoogleのサービスはなくてはならないものになってますが、Gmailも含めてUIに癖があり分かりにくいことがあります。スマホアプリと違ってあまり改善がされないように思いますが、どんどんブラッシュアップして欲しいですね。

ポストPCの主役はタブレットでは無いのか?

kgi-ipad-feb-2015Appleの決算発表で、iPadの売り上げが頭打ちの傾向が続いていたが、今回はMacの売り上げを下回ったそうだ。

アップルにとってはMacのほうがiPadより利益をもたらす – 週アスPLUS
http://bit.ly/1QSOgsE

ポストPC時代に入ったことは間違いないが、その主役はタブレットでは無く、スマホということなのだろう。
もちろんタブレットはPC利用のある部分をリプレースしたし、企業向けアプリという新しい分野が生まれたことは間違いない。ただ、キーボード入力を必要とするようなビジネスアプリケーションの分野ではPCが必要ということだろう。

自分の場合も、外出時はMacBook Airを使ってきたが、iPad「も」持ち歩くことになり、結果的に重量増になっているという皮肉な状況だ。

だからといって、マイクロソフトのようにタブレットでもPC用OSを動かして欲しいとは思わない。タッチデバイスとPCに最適なUI/UXは別だと考えるからだ。OS Xで動作するXcodeに付属するiOSシミュレーターがあるので、Mac上でiOSを動かすのはAppleがやる気になればすぐに実現可能だと思われるが、やらないだろう。

(fig source: KGI)

Apple Watch:2週間後の雑感

Apple Watch久しぶりのブログです。

話題のApple Watchを発売日に手に入れてから2週間ほど経ったので、感想など書いてみたいと思います。

まず、ハード面ですが、とにかく装着感が良いです。
なるべく朝起きてからベッドに入るまで着けてるようにしましたが、着けていることが気にならない。これは凄いことです。
私は、早期に入手するため普通のレザーベルトを選んだので、この装着感は本体の軽さがポイントなのではないかと思います。
Apple Watchには、振動による通知機能や心拍センサーが付いているので、ルーズに装着するのはNGです。そのためには装着感が良いことが絶対条件だったのでしょう。
Appleが何種類ものベルトを用意し、店頭で試着してから予約する、という手順を推奨したのもそのためだと思われます。

画面は見やすいですね。
38mmサイズを選びましたが、視認性は全く問題ありません。
解像度の高いRetinaディスプレイと洗練されたUIデザインで、ほれぼれするほど美しいです。これだけでもApple Watchを買ったかいがあるというものです。
Appleの規約で、サードパーティが時計モードを提供することが禁止されているようですが、いろいろなデザインの文字盤が出てくると楽しそうです。ブランドの混乱を気にしてのことだと思いますが、緩和されることを期待したいと思います。

ちなみに、Apple WatchにはAppleロゴが裏面の一カ所に小さく刻まれているだけで、表には全くロゴがありません。時計の文字盤にもロゴがない。これは、ブランディング上どういう意図なのか興味あります。

一方、デジタルクラウンはAppleが主張するほどの価値が見いだせていません。
画面のスワイプ操作が問題なくスムーズにできるので、スクロール操作には必要性を感じません。
また、デジタルクラウンを押すことで上位階層に戻りますが、この操作がやりにくい。右手の人差し指で押そうとするとかなりアクロバティックな操作になります。デザイン的に検討は必要でしょうけど、上部にあれば押しやすいはず。

ソフトウェア的には、UIについて改良の余地がありそうです。
やっと慣れてきましたが、App一覧と時計モードのどちらがHomeなのか分かりにくく、どうやって戻れば良いの迷うことがありました。これは、iPhoneのHomeボタンのように一発でHomeに戻れる機能があると良かったように思います。(デジタルクラウンを何度か押すと時計モードに戻る)

「レンコン風」App一覧は見た目の嫌悪感に加えて操作性も今ひとつです。
Apple Watch上で、大量のアプリを使うことがイメージできないので、一般的なリスト表示でも問題ないように思います。
総じて、UIは整理されていない印象ですが、豊富な機能をサポートするにはこれが現実解なのかも知れません。ただ、直感的では無い部分があるので、一般ユーザーには敷居が高いかも知れません。

機能面では、予想通り「通知」が良い感じです。
音を消していてもコツンとくる振動で伝えてくれるのは、周囲に気づかれず本人だけが分かるので食事中などでもさりげなく確認できます。

(個人的に、マナーモードなのにバイブレーションでブーブー鳴るのが嫌いなので、Apple Watchが普及するとうれしいかも。)

この通知機能は、接客業などでも活用できそうです。
例えば、接客中に電話が入ったときなど、メモを渡したりしていますが、Apple Watchなら相手に気を遣わせること無く判断できそうです。

長くなってきたので、一旦、この辺で。
(続く)

正月とアップル

今年の正月は9連休と長かった。

残務処理や新年度の計画作りにかなりの時間を使ったのでそれほど休んだ気がしないですが、それでも例年に比べればゆっくりできたと思います。

実は数年前まで、私にとって正月はゆっくりできるものではありませんでした。1995年にアップルに入社して以来、1月と言えば「Macworld Expo」の開催で年末から慌ただしく準備し、正月気分もほどほどにサンフランシスコに飛ぶのが習慣化していたのです。

Macworld 2008アップルを辞めてからも、一般参加者としてちょくちょく行ってましたが、2008年が最後ですかね。ちょうど初代MacBook Airが発表された年ですね。アップル自身も2009年を最後に不参加となったので、正月のイベントが無くなってしまいました。

今週、ラスベガスで開催されているCESですが、例年、同じ週に開催されていたのですが、直前にMacworldで発表されるAppleの新製品に喰われることが多かったように思います。

特に2007年にiPhoneが発表されたときは凄かった。
あの伝説のKeynoteでSteve Jobsから発表されたiPhoneが全ての話題をさらってしまい、CESの話題がかき消されてしまったのです。

iPhone後、AppleがCESに出展するのでは無いかという噂もありましたが、今までそれは実現してません。

そんなこともあり、静かな正月を過ごせているここ数年ですが、やはりちょっと寂しい感じがしますね。

今年のCESでは日本企業が基調講演を行ってましたが、これからのトレンドやワクワクする製品を見ることはできませんでした。(どちらかというと「また4Kか」という落胆)
やはり業界は次のトレンドを見つけられていないように思います。

日本企業を応援したいのでSONYあたりから何か期待したいところですが、今の経営状況だとしばらく期待できないかも知れません。来年辺りは、AppleがCESに出てくれると面白くなりそうですが、無いかな。。(Appleは展示会への参加を効率悪いと考えているので、可能性は低そう)
もし、iTVが出てきそうなら来年はラスベガスに行ってみたいところです。

最近は現地に行かなくても、基調講演をライブ映像で見られたり、取材レポートをすぐに読めるので便利になりました。(会場に行くととにかく疲れる)でも、現地に行くとそれぞれの企業の力の入れ方をブースの規模や雰囲気で感じることができるので、たまには肌で感じることも必要だと思っています。

それと、やはり現地で他のデベロッパーと交流できることが大きいですね。
いろいろ刺激を受けるのは良いことなので、今年もWWDCだけでなく海外のイベントに参加できるよう計画したいと思います。

では、この辺で。

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

昨年はお陰様で新規事業のコアとなる「CloudMedia」という製品をリリースすることができました。事業として軌道に乗せるにはまだまだやらなければならないことが山積みですので、今年も気を抜かずに頑張って行きたいと思います。

自民党政権に変わり、円安傾向となり、いきなりの株価上昇もあって2013年は景気が良くなるとの見方が主流ですが(実際そうなって欲しいです)、外部環境に左右されずに成長できる強い会社にしていきたいと思います。

最後に、今年の目標として、このブログをちゃんと更新する、ということを挙げておきたいと思います。まずは「週一」を目標に。

それでは本年もどうぞよろしくお願いいたします。

次の10年に向かって

今日はメディアプローブの創立記念日です。2002年4月2日に設立し、丸10年が経ちました。
乃木坂のマンションの一室で始めた頃が遠い昔のようです。

昨年度はメディアプローブにとって「第二の創業」といえる年でした。
2月に増資を行い、新しいメンバーも加わり、震災で危ぶまれましたがオフィスも移転しました。
そして、新規事業にも挑戦しています。

これまで一緒に働いてきた社員の皆さんや外部で支えてくださった方々の力で、メディアプローブが成長し続けられたことに心から感謝いたします。

これからも常に新しいチャレンジをし続けられる会社でありたいと考えていますので、今後ともご支援のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。

メディアプローブ株式会社
代表取締役 渡辺 泰

iBook Authorの衝撃

またもやAppleから凄い製品が出てきた。

1月19日にAppleが発表した「iBook Author」だ。
電子教科書作成ツールとして発表されているが、90年代に「マルチメディア」に携わった人間にとって感涙モノのオーサリングソフトに仕上がっている。

基本的にテキスト主体の電子書籍を作成するツールだが、画像や動画を柔軟に配置することができるので、まさにマルチメディアのオーサリングが可能だ。(残念ながらBGMを鳴らすことはできない模様)

UIはAppleのPagesというよりKeynoteに近い。Keynoteに慣れたユーザーなら何の抵抗もなく使いこなせるだろう。
ちょっとややこしい話だがiBook AuthorにはKeynoteのスライドも埋め込める。

拡張子「.ibook」ファイルの中身はEPUB2ベースのようだが、Appleの独自拡張が含まれている。(つまりiBooks以外では表示できない)恐らく、上記のKeynoteファイルのサポートなどApple固有の機能をサポートするためだろう。
PDFでも出力できるが、フッターに「iBook Author」と入る固定書式のため、校正などの目的にしか使えないだろう。

入力には、Wordのファイルがサポートされているが、EPUBは読み込めない。
動画はmp4のみのようだ。QuickTimeで普通にエンコードするとデータサイズが大きくなるので、調子に乗って動画をどんどん追加していると、とんでもないサイズの教科書データになってしまうので要注意。(実際、先行してiBookstoreに掲載されているTextbookは1GBくらいある)

面白いのは「ウィジェット」(Widget)と呼ばれるJavaScriptベースのパーツを埋め込めること。スライドショーやクイズなども用意されているが独自のパーツも埋め込める。
つまり電子書籍を装いながらアプリ的なコンテンツを開発できることになる。
使っていると、なんとなくOpenDocを思い出す。(笑)

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iBooks 2とiBook Authorの組み合わせが凄いのはそのワークフローの簡単さだ。原稿と素材があればそれこそ数分でレイアウトを完成させiBookstoreに公開してしまうことができるのだ。もちろん販売することも可能。(現状では電子教科書として販売価格が$14.99以下と発表されているが、いずれ一般書籍としても販売できるようになると思われる)

問題は、日本ではiBookstoreそのものがオープンしていないことで、それが残念でならない。(執筆時点でApple JapanのサイトにはiBook Authorの製品情報すら掲載されていない。)

個人的な感想を言えば、久しぶりに相当ワクワクしている。iBook Authorを使っていると楽しくて時間を忘れるほど。
この感覚は、最近のツールにはなかったものでWebオーサリングが可能になった頃を思い出させる。製品で言えば、DreamweaverではなくPageMill。

電子書籍ツールと言えばInDesignだが、高機能化してしまったInDesignは素人が使うことを拒否しているアプリでとても気楽に使える代物ではない。(値段も気軽ではない)
iBook Authorは昔のPageMakerの気楽さと楽しさがあるし、何より「無料」だ。

iBook Authorはもちろん日本語をサポートしているが、縦書きはない。当然、ルビもサポートされない。
これをもって「ああ、使えない!」と嘆く出版関係者は多いだろうが、横書きでも十分なコンテンツは多いはずだから、iBook Authorで開発されたiBookコンテンツが大量に作成されるのは間違いない。

iCloudのメールサーバはPOPをサポートしない

仕事柄、いくつかのメールアドレスを使い分けていますがバックアップをかねてGmailから全てのアカウントをチェックするように設定しています。ところが、最近になってMac.comのPOPがエラーとなりメールが保存されていないのに気がついた。(Gmailの「設定」画面を見ないとエラーメッセージが表示されない仕組みはどうかと思う)

万が一、アカウントがハックされているといけないのでチェックするもアカウントには問題無さそう。GmailでPOP3の設定を何度もやりなおすが解決しないのでちょっと諦めていたところ、やっと同じ問題に遭遇する人々が増えてきたようでググると情報が出てきました

で、原因はどうやら、Appleが予告無しにPOPのサポートを打ち切った模様。

「POP は iCloud ではサポートされていません。」Appleサポート

うーん、さすがApple。いきなりです。Apple的にPOPはレガシーということでしょうか。

恐らくiCloudからPOPを廃してIMAPのみにするのは決まっていたのでしょうね。移行計画が進行する中、徐々にMobileMeのサーバが切り替わってPOPが使えなくなったと想像。

でも、どうせ同じ結果ならちゃんと事前告知して欲しいものですが、ブツブツ言ってもしょうがないので対策を考えなくては。

Carrier IQをオフにする方法

にわかに世間を騒がしているCarrier IQですが、iOSにも組み込まれていることをAppleも公式に認めました。(バージョンアップで完全に排除するとのこと
デフォルトではOFFとのことですが、気になる方は確認してください。

「設定」アプリ>「一般」>「情報」>「診断/使用状況」
で「送信しない」にチェックが入っていればOKとのこと。(ソース:PC World
IMG_3360

その下に「診断データと使用状況データ」というボタンがあるので押してみると、確かにアプリに利用履歴が細かく記録されています。さすがにキーストロークまでは入って無さそうですが、なんとなく気持ち悪いですね。

弊社もアプリを開発する上でユーザーの動線を知りたくなりますが、このプライバシー問題には十分配慮しなければと考えています。

Kindleの成功で「電子書籍」が確実に根付いた米国市場

Kindleが売れている。

米Amazon.comは28日(現地時間)、感謝祭明けにスタートするホリデーシーズン商戦初日のブラックフライデー(Black Friday)におけるKindle販売台数が昨年同時期の4倍に上ったことを発表した。タブレットの「Kindle Fire」ならびに同時に発表されたKindle製品群も含め、数百万台規模の過去最高のセールスを記録したという。(マイナビニュース

5月の時点で既に電子書籍の売り上げが紙を上回っていたので、確実に「電子書籍+メディアタブレット」という読書スタイルが根付いてきたと言えそう。

Kindle Fireの評価は前評判ほどではなかったようだが、アグレッシブな値付け(原価割れの$199)なのでガジェッター以外への満足感は高そうだ。なによりAmazonの強みは「本をネットで買う」という体験の延長上に「紙かデジタルか」のオプションを用意していること。

日本でのネット書籍販売の状況をみると日本でもライバルは居ないかも知れない。
米国では大手書籍チェーンのBarnes&Nobleがひとり気を吐いているが、日本だと知名度のある紀伊国屋書店といったところだが、果たしてタブレットにまで手を出すことができるか。

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