ウェアラブルPCに近づくiPhone 3GS

iPhone 3GSが発売されてから1ヶ月以上経ちましたが、遅ればせながらインプレッションなど書いてみたいと思います。

私も発売日にiPhone 3GSを手に入れましたが、まず、iPhone 3GSにして良かったことは、「ストレスが無くなった」こと。ストレスが軽減されたのではなく、無くなったのです。

もちろん、文字の入力などUIの部分では若干ストレスが残る部分もありますが、モバイル端末としてみた場合、ほとんどストレスがない。これは事実です。


iPhone OS 3.0になってソフトウェア的にも進化しましたが、やはりAppleが「3GSのSはSpeedのS」と言うだけあって、動作が劇的に高速化しています。

弊社製品の「RSS Probe」は、地道に動作速度をあげるべくチューニングを行ってきましたが、そんな必要がないくらい3GSでは高速化しています。(従来のiPhone 3Gでの利用も考えてもちろんチューニングは今後も続けます。)

iPhone 3Gの頃は、アプリが落ちないかひやひやしながら、ときどきメモリ残量を確認しては使っていました。長く使っていると全体に動作が重くなるので定期的に再起動を行っていましたが、3GSでは、購入後まだ2度しか再起動していません。

インターネット端末としてはブラウザがもっとも重要ですが、iPhone 3GではSafariの出番が意外と少なかったのも事実です。他の携帯に比べると格段に使いやすいブラウザでしたが、画面が表示されるまでの時間は長く、しかも8画面分しかキャッシュを保持できないのでストレスがあったのです。

ところが、3GSでは通信速度の向上(HSDPA3.6Mbpsから7.2Mbpsにアップ)もあってか、体感的には本当に2倍(以上)速くなりました。
自宅でブラウジングしていて、しばらく3G回線のままであることに気がつかなかったくらいです。つまりiPhone 3Gの無線LAN接続と同等だったわけですね。
これはもう単純にハードウェアの進化の恩恵です。(OS 3.0をiPhone 3Gで使うとかなりもっさりしています)

CPUクロックも高速化していますが、どちらかというとメモリの増量が効いているように思います。(アプリが使える領域が128MBから256MBに倍増)
これだけ快適な環境なら、かなり重装備のアプリを開発しても問題ないように思います。

これからiPhoneを買う方はラッキーです。

ちゃんと着信音が鳴るMMSもサポートされ、携帯らしいメールも使えるようになったのでガラケーから移ってきてもそれほど違和感なく使えるのではないでしょうか。(除くデコメなど携帯メール依存度の高い方)

残るネガは、おサイフ機能がないことくらいだと思いますが、そこさえクリアできれば、孫さんが「人生観が変わった」とまで言う新しい世界が楽しめることでしょう。
かくいう私も室内外を問わずiPhoneを操作している時間が格段に増えました。そういえば3GSは電池の持ちも良くなっていて、これだけ常時使っていてもバッテリを心配することがなくなりました。(私の場合、必ず出勤後もオフィスで充電していますので、1日中外だとつらいと思いますが)

iPhone 3GSのもう一つのハイライトはカメラがビデオ対応になったこと。
これまでのスチルカメラと同じUI内にビデオのオプションが付いた。操作はあり得ないくらい簡単で、しかも撮影直後のビデオをその場でトリミングできる。
そして、当然のようにYouTubeにそのままアップできる。

これは、映像ジャーナリズムに革命を起こしかねませんね。

Twitterが話題になったのは、ニューヨークでの飛行機不時着事故のリアルタイムレポートでしたが、このビデオ機能があれば、事件の最前線からリアルタイムにビデオをアップすることができるわけです。

それと、私の周囲でも多くの方がトライしていたのが、撮りっぱなしビデオ。
たとえば自転車に取り付けると走行シーンがそのまま記録されるわけです。

私の場合、クルマに付けてみましたが、立派に車載ビデオが撮影できました。iPhoneはモーションセンサーも内蔵しているので、アプリさえ書けばドライブレコーダーとして機能しそうです。(どこもやらないなら弊社で開発してもいいですが)
まあ、街で行き交う人々が皆ビデオを撮っていることを想像すると気持ち悪いですが、あながちあり得ない話ではないかもしれません。

その昔、「Wearable PC」というものが話題になりましたが(一部ではちゃんと製品も出ていた)iPhone 3GSはWearable PCプラスWearable Camとして使えるポテンシャルを持っています。というか、すでにその域に達していますね。足りないものはHMD(Head Mount Display)くらいでしょうか?

例えば、今話題のTwitterのタイムラインを歩きながら確認でき、iPhoneの音声認識(日本語はまだまだですが)を使えばまさに声による「つぶやき」をtweetすることも技術的には可能でしょう。

Location情報をキーに、駅で時刻表を表示させたり、ショップのバーゲン情報を表示させたり、レストランの口コミを見ることも可能になります。
ニコンには是非、HMD製品「UP300」をiPhoneに対応させるようAppleと交渉してもらいたいところです。

とりとめが無くなってきたので、この辺で。

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