ありがとうスティーブ

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Steve Jobsの訃報を聞いたのはちょうど朝食を取っている時だった。
iPhoneに突然表示されたAPのアラートでニュースを知る。
また、誤報であって欲しいと思ったが、それは事実だった。

私がAppleに入ったのは1995年。
まだ、Steveは復帰していなかった。
入ったばかりの新人の目にも社内はカオスに見えた。
その状況を解決したのは創業者の復帰だった。

尽きない思い出は気持ちが落ち着いたら改めて書きたいと思う。

とにかくお疲れ様と言いたい。
どうか安らかにお休みください。

Mac OS X 10.7 Lion:雑感

ついにリリースされたMac OS Xのメジャーバージョンアップ、OS X 10.7 Lionを使ってみたので雑感を。

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◎良い点:
FinderなどOS全体:全体にきびきび動く。
Mail:UIに大幅に手が入り、スレッド表示は格段に使いやすくなった。
AirDrop:P2Pのファイル送受信方法としては画期的に使いやすい。

□微妙な機能:
LaunchPad:Dockを上回る利点が見いだせない。K-12では良いかも。しかし、タッチパネルにならない限りMacには不要ではないか。
Mission Control:ExposeとSpacesを合体して整理されているがそれほど使い勝手は変わらない。
マルチタッチジェスチャー:3本以上の操作は難しい場合も。トラックパッドを搭載したMacBook系では新しい操作性を楽しめるが、Magic MouseやMagic Trackpadではハードの設計も含めて操作性はそれほど良くない。

フルスクリーンアプリケーション:iPhotoなど画像を一覧するのには最適だが、メールやブラウザなど文字ベースのアプリはレイアウトが間延びして不向き。
AutoSave/バージョン:画期的だが、メリットを享受するにはアプリの対応待ち。

▲注意するポイント:
Rosettaが省かれたのでPowerPCアプリが動作しない。
プリンタードライバーのインストーラーが動かないことがあるので要注意。
・AFPの仕様が変わったのでNASにつながらなくなった。
NASのファームウェアアップデートが必要な模様。なので古いNASでは望み薄。

【追記】
・Safari 5.1ではプラグインの仕様が変わったのでAcrobatやEvernoteなど動作しないプラグインが多い。Snow Leopardでもバージョンアップは慎重に。

という状況なので、ビジネスでの導入は慎重な判断が必要かもしれませんが、全体に互換性は高いので導入のハードルは低そうです。
iLifeやネットの利用が中心の個人ユースなら即インストールして新世代のOSを楽しんでみてはどうでしょうか。

個人的には、同時にリリースされたLion標準インストールのMacBook Air 13インチをメインマシンとするべく購入しました。
こちらも後日、レポートしたいと思います。

日本でも展開されるiAd

前回、予告していた広告についてのエントリーをなかなか書けずにいる間に大きな動きがありました。

iad

米国で先行して始まっていたアップルの「iAd」が日本でも展開されることが決まったと正式に発表されました。しかも、電通が代理店とのこと。

噂によると1社1億円の広告費とのことで、15社限定らしい。
弊社もUSで先行してiAd対応のiPhone Appをリリースしていますが、たしかに単価の高い広告が配信しているのがわかります。

今後、モバイル広告が主流になることは明白ですが、iAdはOSレベルで提供される超リッチな広告システム。どのように効果を生むのか、正式なスタートが待ちきれません。

<追記>
iAdはUS国内限定で配信されているのでまだ見たことがない方もいるかも知れませんので、Steve Jobsが行ったNissan LeafのiAd広告を貼っておきます。

http://www.youtube.com/watch?v=Sdi2IrIf4wI

ご覧いただくと分かるとおり、もはや広告という領域を超えた、超リッチな表現です。この広告自体の制作方法も現時点では謎のままです。オーサリングツールがなさそうなのでゴリゴリコーディングしなければならないのではないかと想像しています。

WWDC 2010にみる、アップルの戦略の変化

ずいぶんと遅い報告となりますが、先月アップルの開発者会議「WWDC」に参加してきました。

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すでに報道されているとおり、Steve Jobsの基調講演で発表されたのは「iPhone 4」のみ。Macや噂されたApple TVなどには全く触れられませんでした。
それだけ、iPhoneが今のAppleにとってより重要な存在になったことの証明でしょうか。

そのiPhone 4については、いつもの獲得協奏曲に乗り遅れ、今週になってやっと入手しましたので、そのインプレションは後日また書きたいと思います。

さて、私がWWDCで感じたことの一つは、Appleの基本「戦略」の変化です。
これまで「デジタルハブ」を戦略として、Macを中心とした製品戦略を推進してきたAppleですが、どうやら完全に方向転換したように思います。

そのヒントは、iBooksの機能強化にありました。
新バージョンとなったiBooksは、ブックマーク機能とハイライト機能、そしてメモ機能が追加されています。これらは、今まで無かったの?という程度の機能ですが、注目すべきは、それらのデータが各デバイス間で同期することが可能になったことです。

iBooksは今回からiPhoneでも利用できようになったので、購入した電子ブックをiPadで読んでもiPhoneで読んでも状態を同期させようというもの。

で、その同期ですが、「iTunesのアカウントで同期される」という点に注目です。
これまで、Appleは同期と言えばiSyncつまり、MobileMe(その前身の.Macから)を使ったサービスを提供してきました。

MobileMeは年間1万円ほど取られる有料のサービスで、さすがのMac信者の間でもその割高感のため、更新を躊躇する内容です。なので、Macユーザーをしても加入率はそう高くないと思われますので、同期サービスを使っているiPhoneユーザーは少なかったのではないでしょうか。

で、今回のiBooksデータの同期は、MobileMeではなくiTunesで行われる。
つまり、音楽から始まったコンテンツ販売のiTunes Storeアカウントがあれば、そのコンテンツデータだけでなく、それらに付随する様々な情報を同期することが可能になったのです。
であれば、音楽などコンテンツデータそのものもOver The Air(OTA)で同期されるようになっても不思議ではありません。それはつまりクラウドを中心に置いたシンク環境です。

噂されている、サンタクララに建設中の巨大データセンターがそのクラウド機能を提供すると言われていますが、このiBooksの同期機能でその信憑性が増してきたように思います。

iPadを入手された方は感じられていると思いますが、唯一の弱点が「母艦となるMac/PCが必要なこと」です。例えば、その操作の簡単さから田舎の両親にプレゼントしたい、というような声を聞きますが、その場合、この母艦が必要な点が少々ネックになります。iPhoneでも、OSのバージョンアップには母艦が必要ですが、Androidは母艦不要。

もし、AppleがデジタルハブとしてのMacを不要にするクラウド戦略に舵を切るなら、母艦レスのiPadそしてiPhoneが登場するのもそんなに遠いことではなさそうです。

それから、もう一つは「広告」についてです。
長くなってきたので、それはまた機会を改めて書きたいと思います。

CMSにも定期点検をお忘れなく

プリウスの暴走問題が話題になっていましたが、クルマの整備・点検が大事なのは言うまでもありません。昔と比べて品質が格段に上がった現在の自動車は動かなくなるような致命的な問題はほとんど起きませんが、オイルを始め消耗部品のチェックは欠かせません。

私が以前乗っていたクルマでは、前日まで元気だったのにいきなりバッテリが突然死して不動車になるという経験をしました。保険会社のロードサービスを呼んで数時間後には解決しましたが、週末の計画が台無しになるなど時間的な面も含めて損失は大きかった記憶があります。

このように、まだ大丈夫と思って交換・補充を先延ばしにすると、結果的に大きな出費になることもありますので、メーカー推奨の交換サイクルは信用しておく方が良さそうです。

CMSはメンテナンスフリーではない

クルマの話が長くなりましたが、昨年くらいから、CMS(コンテンツ管理システム)で問題が発生し、緊急対応を依頼されるケースが増えてきました。

原因は、HDDの空きスペースが無くなった、メモリ不足でCMSが起動しなくなった、というものがほとんどです。

言うまでもなく、CMSを使って管理されるサイトは、どんどんコンテンツが増えていきます。その増分を予測してシステム計画を立てるのはシステム開発の基本の基本ですが、低予算の案件では、とりあえず動く環境で導入しているケースが多いのは仕方ないかも知れません。

安定した運用を行うのにしっかりとした運用体制が必要なのはCMSに限りませんので、是非、システム運用もクルマ同様、定期的な点検を実施することをお勧めいたします。

CMSの運用について弊社でもご相談をお受けできますので、お気軽にお問い合わせください

予想通りなのに予想以上のiPad

出遅れましたが、iPadについてそろそろ書いてみたいと思います。

1月27日に発表されたAppleのタブレット「iPad」は意外にも噂通りの仕様で登場しましたね。あまりにも噂通りなので発表会の参加者も含めて拍子抜けするほどだったかもしれません。しかし、予想通りの仕様にもかかわらず、約1時間半のプレゼンの後、その未来と可能性について改めて気づかされることになったのは興味深いことです。

予想通りとはいえ、価格はインパクトがありました。
$499というのはかなり魅力的。もちろん、相当数の販売予測があってのコストダウンだろう。これが、$699とか$799だったらな〜んだという感じの反応で終わったかも知れない。

いつものように賛否両論あるが、私自身はかなり高く評価しています。
意外にもタブレット型Macを期待していたという意見も耳にするが、Mac OS XではなくiPhone OSを採用したところが重要なポイント。Mac OS Xを採用したタブレットが出てきてもそれなりに素晴らしいデバイスになると思うが、やはりMacならではの操作性やクリエイティブな環境は提供できないはず。恐らくMacとして使うなら指によるマルチタッチインタフェースだけでなく、スタイラスを使う必要が出てくる。やはり「ポータブルなMac」はMacBook Airなのです。(もう少し小さく軽ければ、というのは私も同意です)

Netbook並の大きな液晶とマルチタッチインターフェースを持つiPhone OSの組み合わせ。
これが今までにないカテゴリの製品を生み出したわけです。
もしかしたらAppleはBlue Oceanを見つけたのかも。

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2009年のまとめと来年の展望:台風の目はやっぱりiPhoneとTwitter

今年も今日で終わり。
ずいぶんと間が空いてしまったブログですが、1年の終わりに際して今年を振り返りつつ2010年を予想してみたいと思います。

各ネットメディアやブログでも2009年のIT関連ニュースの総括がなされていますが、私の印象としてはやはり「iPhone」と「Twitter」に尽きると思います。

この2つは切っても切れない関係で、3年前にスタートしたTwitterが今年ブレークしたのはiPhone用アプリケーションが多数リリースされたことが最大の要因だと考えています。iPhoneもTwitterという第4のコミュニケーションプラットフォームを得ることによってその価値を高めたと思います。(「第4」というのは私が勝手にそう呼んでいるだけです。第1が電話、第2がメール、第3がSMS/MMS。)

インターネットの進化という軸でみると、この「iPhone + Twitter」という組み合わせによって、コミュニケーションが「リアルタイム化」した大きな転換点となった年だと思います。これまでブログやSNSで築かれたソーシャルグラフがダイナミズムを持ってきたことを体感するようになりました。

個人的には、SNS的なサービスとしてTwitterがキャズムを越えるのは難しいと思っていました(特に匿名主義の日本では)が、プラットフォームとして様々なサービスで使われるようになることは確実だと思います。(電車の遅延情報がTwitetr経由で送られてくるような使い方を指しています)

一方のiPhoneは、10万本(公称9万本)を越えるアプリケーションがリリースされ、これまでにない「高性能スマートフォン」という市場を自ら作り出し、拡大することに成功しました。この成長ぶりの異常さは様々な統計データが裏付けていますが、このモメンタムは2010年も続くと予想します。

年明け早々にGoogleが話題の「Google Phone」を発表するのがほぼ確実になってきていますが、これによってiPhoneの成長が減速することはないと予想しておきます。逆に高性能スマートフォンの市場が活性化し、ケータイからの移行が加速することでiPhoneにも良い影響が期待できるはずです。

日本市場でも、iPhoneは2009年後半からかなり売れてきているようです。実際、電車の中でも学生やOLのiPhoneユーザーを多く見かけるようになりました。ガラパゴスケータイが占拠する日本市場はiPhoneにとっても難しい市場であることは確かですが、それも2010年以降加速度的に変化してくるでしょう。
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アジトに忍び込んで来ました

サイボウズの創業者であり元Lunarrの高須賀さんのオフィス「Ajito」にお邪魔してきました。

高須賀さんと私は同じ愛媛県松山市の出身というつながりで、個人的なおつきあいをさせていただいています。趣味でも共通項が多いのでプライベートで遊びに行くこともしばしば。
今年はMR.BIGというロックバンドの復活ライブに武道館へ繰り出したのが一番の思い出。

一緒に写っているのは高須賀さんとオフィスをシェアされているIBMの勝屋さんで、実はこれが初対面。ネオテニーにいた頃からお名前は良く聞いていたのですが、ニアミスで終わっていました。IBMでは私と1年違いの入社とあって昔話に花が咲きました。

驚いたことに、私がIBMに入って最初に担当していた製品はグラフィック・ワークステーション5080という製品だったのですが、高須賀さんは松下でそのユーザーだったことが判明。
勝屋さんも5080とその後登場したIBM初のUNIXワークステーションRS/6000の販売を担当していたということがわかり、今日初めてお会いしたにも関わらず3人で共通の話題があり、大いに盛り上がりました。

さてAjitoですが、もちろん高須賀さんの次なる野望の拠点です。
高須賀さんからは今後の構想についていろいろお聞きすることができましたが、まだ大部分は謎です。(興味のある方はご本人に聞いてみてください)
ただ、Lunarr立ち上げの頃から一貫した戦略を持たれていることがわかり、何故かホッとすると共にさすがだなと思いました。

高須賀さんはいつもニコニコ笑顔ですが松山出身とは思えない(?)ほどエネルギッシュでまさに起業家になるために生まれてきたような方です。

今回もお話しをさせていただいて元気を分けてもえましたが、改めて自分も負けていられない、頑張らねば!と思った次第です。

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余談ですが、Ajitoではお二人ともMacを愛用され、勝屋さんのデスクにはiSight付きのCinema Displayが鎮座。
どうやら高須賀さんがAppleの私設Evangelistとなって活動されている模様。
私も元AppleのEvangelistとして、負けじとiPhone 3GSを売り込んでおきました。(今頃、高須賀さんは機種変更していることでしょう)

CMS戦国時代、再び

このところ、CMSの新製品やメジャー・バージョンアップの情報を多く目にするようになりました。一頃、各製品での棲み分けが明確になり、落ち着いたかに見えたCMS市場ですが、ふたたび活気づいてきた感があります。

まずはブログ型CMSのMovable Typeが5.0に進化しました。(現在、βリリース)MTはこれまでもCMS機能を有していましたが、よりいっそうCMSとしての機能強化が図られたようです。

もう一つは、WebRelease 2のバージョン2.40のリリース。
これもメジャー・バージョンアップといって良い内容で、待望の承認ワークフロー機能が搭載されるなど新規ユーザーのみならず既存ユーザーにも歓迎されるものです。WebRelease 2については、追って詳細をご紹介していきたいと思います。
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ウェアラブルPCに近づくiPhone 3GS

iPhone 3GSが発売されてから1ヶ月以上経ちましたが、遅ればせながらインプレッションなど書いてみたいと思います。

私も発売日にiPhone 3GSを手に入れましたが、まず、iPhone 3GSにして良かったことは、「ストレスが無くなった」こと。ストレスが軽減されたのではなく、無くなったのです。

もちろん、文字の入力などUIの部分では若干ストレスが残る部分もありますが、モバイル端末としてみた場合、ほとんどストレスがない。これは事実です。

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